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漢方

花粉症シーズン到来。どんな漢方薬があるの?

こんにちわ。奈良漢方薬局です。

とうとう花粉症のシーズンになりましたね。

また嫌な時期が始まります。

 

奈良漢方薬局にも先週から花粉症の症状を訴える人が何人も来局されています。

花粉症で漢方薬を利用する理由はまちまちです。

 

・病院の薬では効かない

・薬をできるだけ使いたくない

・薬での副作用がつらい

などが多いですね。

 

私は漢方が専門ですが、

すべての選択肢で漢方だけが正しい選択!のような考えではないので、

病院でもらうお薬で症状が改善され、

なんの不満がないのでしたらわざわざ漢方薬を使う必要はないと思います。

 

今の治療に不満がある場合は、

漢方で、

もしくは漢方を一緒に使うことでもっと良くなると思うんです。

 

今回は奈良漢方薬局で、

花粉症の症状の人によくつかう漢方薬の紹介です。

 

①小青竜湯

花粉症の漢方薬で代表格です。

鼻から水が溢れてくるような鼻水をとめる。

温めると楽になる。蛇口を閉めるイメージ。

 

②辛夷清肺湯

鼻、咽喉のこもった熱を取る漢方薬。

冷やすと楽になる。鼻閉が中心。鼻汁が黄色っぽく粘性。

 

③麻黄附子細辛湯

花粉症の症状の他に全身に冷えが強い人向け。

身体が弱い人。速効性があり症状が強い場合にも。

 

④越婢加朮湯

むくみなど、身体に水が溜まっているような人に向いている。

余分な水分を注射器で抜くイメージ。

 

⑤葛根湯加川芎辛夷

鼻閉が中心。頭痛などの随伴症状。

温めると楽になる。

鼻の中に詰まったものを身体の内側から押し出すイメージ。

 

⑥苓甘姜味辛夏仁湯

上半身に水分が溜まって冷えていそうなときに。

喉の症状があるときとか。

麻黄が入っていないため、

あまり麻黄を使いたくないな~と思う場合(妊娠中、心疾患、重度高血圧など)にも使うことができる。

 

簡単に説明するとこんなものですね。

これだけの漢方薬の種類があるのに、

市販品や、病院で出されて一般的に使われる漢方薬は小青竜湯ぐらいです。

きちんと特徴を理解して漢方薬を使い分けると花粉症にもよく効きます。

 

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