雑記

正しいアルコール消毒とは

ご訪問いただきありがとうございます。岐阜県羽島市にある「奈良漢方薬局」の漢方薬剤師の奈良と申します。

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こんにちは。

奈良漢方薬局です。

前回の続くでアルコール消毒の話です。

アルコール消毒はもっとも簡易で安価な消毒法です。

やったことない人はいないでしょう。

ただし、正しく使わないとせっかくの消毒効果が落ちてしまいます。

正しく使って、新型コロナウイルスを撃退しましょう。

まず、

アルコール消毒の基本は

アルコール濃度と消毒時間です。

アルコール濃度:60~90%

消毒時間:15~30秒

アルコール濃度は80%前後が一番殺菌効果が高く、

高すぎでも低すぎても殺菌効果が落ちる点は注意が必要です。

きちんとしたメーカーの消毒液ならこの基準は満たしています。

本来なら気にすることもないのですが、

先日、輸入物の消毒液で濃度の記載がないものが売られているのを見つけました。

中身を確かめようがないので、

効果が本当にあるかないかはさておき

消毒液を買うときはアルコール(エタノール)濃度を確認し方が無難かと思います。

70~80%くらいのものを買いましょう。

次に消毒時間です。

菌にアルコールがついた瞬間に菌が死滅するわけではありません。

アルコール消毒液をしっかりすり込むことで殺菌効果を発揮します。

病院で注射する時に注射する場所をアルコールで拭きますけど、

看護師さんはみんなしっかり湿らせたアルコール綿で拭きますよね?

人によっては腕に消毒液が垂れてくるくらいたっぷり消毒液を付けてくれます。

手指消毒もいっしょです。ケチらずたっぷり付けてください。

手のひらに500円玉くらいの量が目安とされています。

手全体に爪の中までしっかりすりこむようにして乾かします。

10秒で乾いてしまったなら消毒不足です。気を付けましょう。

そして最後に、

アルコール消毒はあくまで応急処置であるということを覚えておいてください。

手洗いが最強!!

手洗いが最強の予防法です。

アルコール消毒は手洗いができない場合の消毒法です。

石鹸でしっかり洗いましょう。

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