漢方との出会い2

漢方を学び始めたときは、ほとんどの本がちんぷんかんぷんでした。

今までの西洋の医学を学んでいましたが、それとはまったく理論が違うのです。

例えば有名な「葛根湯」ですが、西洋医学の理屈だとこの漢方薬は

「自然発汗がなく頭痛、発熱、悪寒、肩こり等を伴う比較的体力のあるものの次の諸症
感冒、鼻かぜ、熱性疾患の初期、炎症性疾患(結膜炎、角膜炎、中耳炎、扁桃腺炎、乳腺炎、リンパ腺炎)、肩こり、上半身の神経痛、じんましん」

に使うとされています。

一方東洋医学では

「太陽病、項背強几几、汗無、悪風、葛根湯主之」
訳:太陽病(たいようびょう)で項背(こうはい)強ばること几几(きき)として汗無く悪風(おふう)するは葛根湯、之を主(つかさど)る

となっています。ちんぷんかんぷんの理由をわかっていただけたでしょうか?

太陽病って何?悪寒はわかるけど悪風って何?

ちなみにこの例文は、

英語で言う This is a pen.  くらいの初歩的な例文です。残念なことに。  

こんなわけで、漢方の勉強は大変でした。

それでも続けることができて、漢方薬剤師にまでなってしまったのは、

西洋医学で治せない病気が治る

ということが一番大きいです。

これは東洋医学が、西洋医学とは全く異なるアプローチをとっているためできることなのですが、

すごいことだと思いませんか?

これまでどうしても治らなかった症状が漢方の力で良くなるのです。

簡単にクリアできるゲームでは燃えない人っていますよね。

難しいほど熱中してしまうような。

私がまさにそうでした。

漢方は敷居が高く、初心者お断りの世界。

しかし、喰らいついていけば、今までにはなかった新しい技を使えるようになるのです。

こうして私は漢方の魅力にどんどん引き込まれていきました。 (続く)

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