いよいよ梅雨の季節がやってきます。
梅雨の時期に気をつけなければいけないものに「湿邪」というものがあります。
今回はそれについてのお話・・・
湿邪ってなに?
病気になる原因に六淫なるものがあります。
風、寒、暑、湿、燥、火の邪気がそれにあたります。
これが身体の中に侵入したり、溜まることで身体に異変が出ます。
湿邪の特徴
①湿邪は重く溜まりやすい。
からだが重だるい、手足がだるい、頭が重い、重だるい痛み、関節の腫れ
②湿邪は下に向かいやすい
ひざの痛み、足の重み、下半身のむくみ
③湿邪は留まり取れにくい
症状がながびき、なかなか治りにくい
④湿邪は粘り気があって汚い
痰がネバネバ、汗がジトジト、便がベトベト
⑤湿邪は胃腸障害を起こしやすい
食欲が落ちる、腹がつかえる、悪心、嘔吐
湿邪をやっつけよう!
余分な湿を身体に入れない、溜めないようにしよう
①身体を動かして発散しよう
身体を動かすことで、身体に湿邪を追い出すことができます。
汗をかくことも大切。軽く汗ばむくらいの運動を心掛けましょう。
②身体を濡れたままにしない
汗をかいたらすぐに拭き取りましょう。
お風呂上りに髪を濡れたままにしているのもよくありません。
③身体を冷やさない
身体を温めることで湿邪を追い出すことができます。汗をかくことができる半身浴などがおすすめです。
逆に身体が冷えていると湿邪が溜まりやすくなるので注意。
④食事
キュウリやスイカなどには利尿作用がありますので、
身体の余分な水分をおしっことして出すことができます。
しかし、身体を冷やす効果もあるため、冷えがある人は注意。
しょうがやネギなどの身体を温めるものがおすすめ。
トウガラシ・サンショウ・コショウ・ダイコン・サトイモ・アブラナ・ニンジン・シソ・パセリ・ネギ・タマネギ・ニンニク・ショウガなど
※これらの食材は発散作用があり、発汗を促す働きがある。
それでもダメな時は漢方薬を。
気軽に奈良漢方薬局までご相談ください。
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