こんにちは、奈良漢方薬局の薬剤師の奈良です。
簡単な自己紹介のつもりの記事が3部作になってしまいました。
今回は漢方薬局を開くまでの話を一気に綴ります。
漢方薬剤師になると決め、一つの目標を掲げました。
「どれだけ小さくてもいいから10年後に自分の薬局をつくる」
ということです。
この時に 奈良漢方薬局10年計画 が始動しました。
しかし、漢方薬局を開くと決めたものの、
事業をはじめるのに必要な、
「知識、人脈、資金」
当時の私は何ひとつ持っていませんでした。
さて、どうしたものかと思い、
とりあえず、独学で学びつつ、
漢方の市民講座、薬剤師向けの勉強会など
漢方の匂いするところに参加したりしていました。
そして漢方を学ぶうちに鍼灸の方にも興味を持ちました。
有名な漢方の先生も鍼灸師の資格をもっていることが多いです。
それは、漢方薬と鍼灸の相性が抜群に良いからです。
そこで、私は鍼灸師の資格を取るなら今しかないと考え、
大学院を出た後、調剤薬局に就職し、
1年かけて資金を貯め、鍼灸の専門学校に進学しました。
私が就職した調剤薬局に融通を利かしていただいたおかげで、
昼間は専門学校で学び、夜間勤務することで正社員を続けることができました。
その間、薬学生時代のバイトしていた薬局の社長だった方から、
漢方薬剤師たちの勉強会に誘ってもらい、
一気に人脈が広がりました。
そして鍼灸師の資格を得て、職場も変え
「さぁ、これから一気に資金を貯めるぞ!」
と思っていたところに、
黒田漢方薬局の黒田先生から、
「薬局を継いでみないか」というお話をいただきました。
そして、2年後、
黒田漢方薬局を引き継ぎ、奈良漢方薬局が誕生しました。
漢方薬剤師になると決めてから、7年後のことでした。
以上が、奈良漢方薬局ができるまでのお話です。
もっと、いっぱい伝えたいことがあるのですが、
個人的な話が、どこまで参考になるかわかりませんし、
それより、もっと漢方の話がしたいので、一気に進めさせていただきました。
薬局の引き継ぐときにも、いろんな話があって、
いずれ書くことができればいいと思います。
その時は10部作くらいになるかもしれません(;^_^A
では、これにて。
今後とも奈良漢方薬局をよろしくお願いします。
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